目次
はじめに 精神的自我あるいは実存的自己意識の探求のために(梶田叡一)
   1.<社会的自我>研究への偏向
   2.精神的あるいは実存的なレベルでの自己意識
   3.自己意識の<公理系>あるいは基盤的枠組み
   4.<自己の生涯>をどう意味づけるか
   おわりに

第1章 形成としての青年期発達論(溝上慎一)
     -自己形成とアイデンティティ形成との差異-
   1.はじめに
   2.形成としての発達論
   3.アイデンティティ形成としての発達なのか、それとも自己形成としての発達なのか
   最後に

第2章 変化の理論の中の自己 (森岡正芳)
     -意味行為の主体について-
   1.セラピーにおける意味の行為
   2.自己の自己に対する関係が語られるとき
   3.体験における時間のはたらき-時間の影-
   
第3章 自己形成過程に関する理論的考察 (水間玲子)
     -理想自己の問題を中心に-
   はじめに
   1.なぜロジャースは理想自己と現実自己の不一致を扱ったのか
   2.理想自己と目標との差異について
   3.自己形成過程の中核となる主体としての力
   おわりに
   
第4章 関係性の観点から見たアイデンティティ形成における移行の問題 (杉村和美)
   1.はじめに
   2.アイデンティティ発達における移行のメカニズムへの関心
   3.関係性という観点
   4.関係性のレベル変化のメカニズム
   
第5章 自己愛人格の構造と適応過程 (小塩真司)
   1.自己愛を研究する際のポイント
   2.自己愛傾向の2成分モデル
   3.実際のデータから
   4.まとめ

第6章 森田療法における自己意識・自己内省の概念と測定 (辻平治郎)
   1. 自己意識と精神交互作用、自己内省と思想の矛盾の関係
   2. 自己意識理論における「自己意識」と「自己内省」の区別
   3. 自己意識・自己内省尺度の構成
   4. 自己意識・自己内省とビッグ・ファイブとの関係
   5. 神経質患者群と健常対照群との比較
   6. 治療による変化
   7. まとめ

第7章 自我同一性研究の新たなる展望 (谷冬彦)
   1. アイデンティティ・ステイタス・パラダイムの批判的検討
   2. 多次元自我同一性尺度(MEIS)の作成に関する研究
   3. MEISを用いた自我同一性ステイタスの類型化
   4. 自我同一性と「甘え」の関連性
   5. 自我同一性に関する比較文化的研究
   6. 最後に

第8章 大学生における将来の見通しの探求理由にみられる学年の文脈
                                       (尾崎仁美・溝上慎一)
   1. 大学生の将来の見通しと学年差
   2. これまでの学年差の分析と本稿における観点の整理
   3. 学年差の分析に文脈から迫る
   4. 分析-将来の見通しを求める/求めない理由にみられる学年の文脈
   5. まとめ

第9章 システム論的自己形成論 (山田剛史)
     -複雑系とオートポイエーシスの視点から-
   1. 新たな知のパラダイム-複雑系と最新システム論-
   2. システム論的自己形成論の構築
   3. 最後に
   

第10章 「わたし」のなかの他者 (金川知惠)
     -自己意識の形成に及ぼす「他者性」の重要性について-
   1. 自己意識の発達過程における「内なる他者」の役割とその重要性
   2. 自己意識のさまざまな様態
   3. 自己意識における「主体性」と「他者性」の関係性

特別寄稿  自己意識と言語文化(星野命)
     -自称詞の言語社会心理学的考察-
   はじめに
   1. 日本語の自称詞(一人称代名詞)
   2.「自分」と「私」の研究をめぐって
   3. 日本語の語彙を用いた研究の可能性について
   4. 辞典に見る「自己」に関する語彙

あとがき(梶田叡一・溝上慎一)

人名索引

事項索引

執筆者紹介

 溝上慎一ホームページ自己意識研究会自己意識研究会のこれまで
梶田叡一編『自己意識研究の現在2』ナカニシヤ出版(2005年)
梶田叡一編『自己意識研究の現在2』ナカニシヤ出版(2005年)
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梶田叡一編『自己意識研究の現在』ナカニシヤ出版(2002年)
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